きいろいちゅーりっぷ

日々の細々を書きます。

いつか笑い話にしたい

今週末は彼がビーフストロガノフを夜ご飯に作ってくれました。

というのも、以前「母の料理」で何が一番好きかという話題になり、彼のお母さんはあまり料理を作るほうではなく、数少ないレパートリーのなかでビーフストロガノフは絶品だったそう。

「また、食べたいな」と言っていたので、じゃあ今のうちにレシピを聞いていたほうがいいよ。と言っていました。

で、先日電話して聞いたそうで、メモを見ながら首をかしげつつ作っていました。すごくおいしかったです。一応下にレシピをメモしておきます。

 

1.牛肉に塩コショウ(多め)・小麦粉をふる。

2.溶かしバター(60g位)をつくる(レンジで3回くらいに分けてチンする。混ぜない)

3.玉ねぎを2で弱火で炒める。

4.玉ねぎが透明になってきたら、取り上げ、牛肉としいたけを入れる。

5.玉ねぎを戻して水をひたひたになるまで入れ、コンソメ1つで煮る。

6.サワークリームを入れて、なじませたら完了。

7.サフランにかけて食べる(彼の御実家流)

 

驚いたのは、溶かしバターです。知らなかったのですが、下に油なのかな?を沈殿させてその上澄みを使うみたいなのです。そこまで丁寧にする人をみたことがなかったので驚きました。「お母さんの味がする?」と聞くと、「う~ん。これに改良していってうちの味にするか!」と言っていたので、きっと違うんだろうなと思います。その後、お母さんにそういったらしく、「うちの味でいけ」と返答があったようです。

 

翌朝は、グルジアの朝食「はちゃぷり」という温泉玉子とチーズをパンにのせ、焼いたものを作ってくれました。これも本当に美味しかったです。彼が作っている最中、あーでもないこーでもないとぶつぶつ言いながら作ってくれている姿が本当に可愛らしくて、男性が彼女に料理を作ってもらいたいっていう気持ちはきっとこういう可愛らしさからも来ているのかなと思いました。

 

お昼は彼がスリランカカレーに連れて行ってくれました。本当は、かき氷やさんにも行くつもりだったのですが、とてつもなく並んでいたし、雨が降り始めたし、私はおなかいっぱいだしで諦めました。代わりに近くのスーパーで冷や麦を買って帰りました。

 

夜、なぜだかおなかが痛くなって、彼に気付かれることないようにしていたのですが、普通に気づかれ、彼が作ってくれた冷や麦を少しだけ食べて、横になりました。洗い物もお布団を敷いてくれたのも、横に一緒にいてくれたのも嬉しかったです。その日、本当は帰るつもりだったのですが、車で1時間以上揺られる自信はなく、泊まることにしました。次の日が出社だったので、彼の服を借りたり、交通を確認してくれたり、次の日の朝ごはん用に私のために雑炊も作ってくれました。至れり尽くせりで、結局次の日も会社まで送ってくれました。

 

こうやって考えると本当にいい彼氏ですよね。

そしてなによりこれだけ尽くしてもらうと、私は居心地が悪くなってしまうのですが、彼にはすんなり甘えることが不思議と出来るのです。まだすべてを信用しきったわけではないのですが、彼と一緒にいると安心できるし、腕の中でこんな気持ちにさせてくれる人は今はこの人しかいないんだよなと思いました。

 

彼曰く、夜中、携帯をとろうと私の腕を外そうとしたら、ずっとついてきて、最後は指だけになっても絡んできてかわいかったとのことでした。なんてこわい、と思ったのですが、無意識でも彼の手が安心するんだなあと分かりました。

 

何年もたったとき、「あれ知ってる?しゃっきーんって言う朝の子ども番組」と言って(しまった、借金って響きになってる)と焦ってしまった話や、嘘や信用と言った言葉に私が敏感になってしまった話などを笑いながら誰かに話せていたらいいなと思います。