きいろいちゅーりっぷ

日々の細々を書きます。

話し合いをしました。

結局、別れ話をしたつもりが振りかえると、あれは話し合いだったなと思います。

母に借金のことは隠しているのですが、別れ話をすることは伝えていたので、帰ってから「別れなかった」というと、「流されたのね」と言われました。まあまあに冷たいお人です。

 

さて、一部始終をお話します。

まず、お昼ご飯を一緒に作って食べました。前日に「言っておきたいことがある」とだけ伝えていたので、彼は気になりながらも作っている最中はその話題に触れず、いつも通り過ごしました。

わたしは内心、「今日で会うのも最後になるのかも」と思い、必死でいつも通りに過ごしました。前日のうちに枯れるまで泣いておこうと、たくさん泣いたので割と上手に隠せていました。

 

「話ってなんだったの?」

「食べ終わってからにする」

といい、食べ終わってからもしばらくは談笑していました。彼は絶対、別れ話だと思っていなかったと思います。なぜなら、努めて明るく話すように心がけたからです。

 

「ネガティブな話なんだけど…。あなた、わたしに嘘をつきましたね?」

 

自分でも、第一声がまさかこんな古畑任三郎のような言い方になるとは思ってもいませんでした。

 

「ん??」

「あなた、わたし、嘘をついた」

ついにはカタコトに(笑)

 

まあ笑い事ではないので、空気としては張りつめていました。

そこから、彼が取り立てにあい、うちに来た翌日に消費者金融からだと言っていたが、つじつまが合わない。これは闇金からですよね?と問い詰めました。

すると、

 

「俺も今だにあれはよくわからないんだよね」

と、さらに言い訳を重ねるようにいってきました。今思い出しても、むかつく。けど、その時はさーーーっと冷めていく自分がいたのを覚えています。

 

わたしはきっと頭の中のシミュレーションで、「Twitter」や「個人間融資」という言葉が出てくるものだと思っていたのです。謝罪とともに。でも違った。

 

「○○(消費者金融)じゃないんでしょ?」と聞くと、「それは本当にごめん。嘘をついた」と言い、「じゃあ、2万円は何のために使ったの?」と聞くと、「え?2万円??ああ、それはなんだったかな。引っ越しとかが立て続けに起きて~~~」

 

とごちゃごちゃ言っていました。冷めていく心に気がついて、もうどうでもよくなりました。見えていなかった部分が明らかにクロ。たとえ、曖昧にしていなくて嘘をついていないんだとしても、なぜお金をそんなところから借りといて、何に必要になったのか覚えていないその頭の悪さも問題です。

 

わたしは、ここ1週間ほどずっと泣いていたことや先日、会った瞬間に泣きだしてしまった理由とかを話しました。

個人でのやり取りをして、借りたお金は友人でないなら闇金ということ。

引っ越しの審査のこと。

しょっちゅうATMに寄っていること。(借金男の特徴らしい)

あいまいなところが多くて、もう信じられないこと。

私も危ない目に合っているのだから、「なんでも聞いて」という姿勢ではなく、すべて話してほしかったこと。

価値観を摺り寄せることが必要だし、相手に変わることを望むのは間違っている。だから、私が変わればいいのかなと思うけど、それは違う。価値観の問題だから、責めることはしない。けど、嘘は嫌だと言っていたのに、それでもついた。しかも、お金のことで。

嘘をついて続く関係なんて、互いに悲しいだけ。

「あなただって、いらないでしょ?」

そういうと、彼は落ち込んで「いつか別れを告げられる気がしていた。借金があっていって受け入れてもらったのは初めてだったから、変わりたいと思っていた。でも、君がそう言うなら。」

 

そこから、私がこの話をするまでにどれだけ、泣いたか。別れなくていい方法を知らず知らずに探している自分がいること、あなたと会えてよかったということを話しました。別れるつもりで。

 

すると、彼は泣き出し、「別れたくない」と言いました。どうしたら信頼を取り戻せるか分からないとも。次第に、彼がとんでもない嘘つきではなく(いや嘘をついてはいますが)、ただただ「頭が悪く、なんにも考えていない人」なんじゃないかと思い始めている自分がいました。

 

やっぱり好きなんだよな…と思い、完全にいいわけですが、ここまで冷めたりしてもこう思うのだから、こんな終わり方をしたら引きずると思い、提案をしました。「信用情報機関の書類の提示」です。

以下、やり取り。

「じゃあ、情報の提示をして。信用機関の。70万っていうなら」

「……うん」

「言っとくけど、闇金はこれ以外あるわけないよね?」

「……うん」

「別れたくないんだったら、ちゃんとして。覚えてないとか、一時的に今が楽しければいいなんて考えを持たないで。心と心でのつながりが保てないならいらないから」

※ほかに20万あるのですが、それは一応元カノへの支払いになっており、10月で支払いが完了するようです。(嘘の可能性は大いにありますが、まあ終わると言っているのでとりあえず保留にしています)

 

2人とも大号泣で、とにかく泣き疲れました。後日談としては人は泣きすぎると、アゴと頭が痛くなることが分かりました。泣くのに飽きたので、彼を起こして一緒に神社に行きました。彼は「え?神社??」と戸惑っていましたが、車を出させました。

 

近所の神社なので、私も参拝は年末年始以外は初でした。お賽銭箱が中にしまわれていて、手を伸ばして入れました。彼に、「2人でいれるようにお祈りして」と言うと、「うん」と素直に言い、2人で合掌しました。彼は気が動転していたのか、言われるがままでした。もう単純にかわいそうに見えてきていました。幼い子供みたいな。たしかにそれまでラブラブでいたはずの人から、いきなり「別れよう」で、「信用ができない」ですもんね。自業自得なのですが。

 

わたしは、2人でいれますように、とは祈りませんでした。

その代り、「どちらも幸せになれますように」とお願いしました。2人の未来が来ても、来なくても私は私の幸せも、彼の幸せも願っています。

 

彼に「嘘をつくと、疲れた人は傷つくけど、次第に癒える。でも、ついた本人は一生その事実は消えない。自分が自分のことを好きになれなくさせているんだよ」と言いました。

 

信用機関からの情報を彼が自分で探してくれ、これだよと言ってくれるのがベストですが、あいつのことだからきっと忘れています。ちっ。仕方ない。それについても叱って、調べさせて、書面で確認するまではとりあえず恋人を続けてみようと思います。

 

そうです。

惚れてしまっている私が一番の大バカ者ですね。

でも、私は彼と別れても絶対に幸せになれるし、彼といたって幸せになれると、心の底から思えているので、大丈夫です。